ずっと気づかなかっただけ。
「え…一緒に登下校もなし?学校じゃチカくんに話しかけちゃダメなの?」
チカくんは返事を返してくれない。
「ちゅ、中学の時だってすぐに収まったよ?大丈夫だよ?」
中学の時もあったけど、
二ヶ月くらいで終わったのだ。
というより、なっちゃんと太一とチカくんが一生懸命守ってくれて、
私もチカくんとは幼なじみですって、
呼び出されるたびに答えて、
突き飛ばされたり上履き隠されながらも気にしないフリしていたら、
そのうちにだんだんとみんなが諦めてくれた。
もちろん太一となっちゃん以外にも理解してくれる人や守ってくれるお友達もたくさんいたおかげで乗り越えられたわけだけど…
「…一緒にいちゃダメなの?」
チカくんに言うけど、
チカくんは反応してくれない。