【完結】偽り夫婦の夫婦事情〜偽りの愛でも、幸せになれますか?〜
「……いよいよ、明日。棗さんのお母さんに会えるんですね」
思えば、一度棗さんのお母さんに会う予定だったけど、わたしの体調が優れなかったため、延期にしてもらっていた。そして明日、ついにわたしは棗さんのお母さんに会える。……とても楽しみで、そして緊張してしまっている。どんなお母さんなんだろう……。どんな風に話すのだろうとか、色々なことを思ってしまう。
今日の夜はきっと、楽しみすぎて寝れなさそうだな……。そんなことを思っているわたしに、棗さんは察したように言った。「大丈夫だ」と。
その一言はとても力強くて、安心感があった。棗さんの言葉の魔法ってすごい。どうしてこんなにも安心させてくれるのだろう……?
不思議な感じだ。こんなにも安心するなんて。やっぱりわたしは、棗さんの妻になって良かった。棗さんと結婚出来たからこそ、本当にそう思う。……棗さんがいてくれたから、わたしはこんなにも安心出来るんだ。棗さんとだから、幸せを毎日噛み締めていける。