政略結婚のはずが、極上旦那様に溺愛されています
パタン、と勢いよくノートパソコンを閉じて秋瀬くんを振り返る。秋瀬くんはわざとらしい苦笑を浮かべ、肩をすくめていた。
「食いしんぼさんだな」
「秋瀬くんは嫌いだけど、秋瀬くんの選ぶお菓子は好きなの」
秋瀬くんは、夫婦になる前からちょくちょく私にお菓子をくれていた。餌付けだの貢ぎ物だのと周囲に言われ、私もそういうつもりだろうと思っていたそのお菓子は、コンビニに売っているようなものではなく、ケーキ屋にあるような焼き菓子や、お歳暮にありそうな高そうなゼリーばかりで。
いらないと言っても次々に渡されるお菓子は、やがて私のデスクに溜まっていった。見かねて渋々食べた結果、どれもこれもおいしかったのを思い出す。
「なに味があるの?」
「怒るのはやめたのか?」
「アイスをくれたらやめる」
「食いしんぼさんだな」
「秋瀬くんは嫌いだけど、秋瀬くんの選ぶお菓子は好きなの」
秋瀬くんは、夫婦になる前からちょくちょく私にお菓子をくれていた。餌付けだの貢ぎ物だのと周囲に言われ、私もそういうつもりだろうと思っていたそのお菓子は、コンビニに売っているようなものではなく、ケーキ屋にあるような焼き菓子や、お歳暮にありそうな高そうなゼリーばかりで。
いらないと言っても次々に渡されるお菓子は、やがて私のデスクに溜まっていった。見かねて渋々食べた結果、どれもこれもおいしかったのを思い出す。
「なに味があるの?」
「怒るのはやめたのか?」
「アイスをくれたらやめる」