運命の一夜を越えて
次の日。
朝早くに再び私の実家に来た渉は、前日会えなかった祖母に挨拶をしてくれた。

祖母は何となくお客さんだという程度にしか渉を把握できていなかったけど、渉がくれた手土産のお茶菓子を喜んでくれた。

渉は私の祖母にも好かれたようで、私と渉が車に乗り込むと家の中から出てきて、渉に何かを渡した。

「これ、おいしいから食べなさい。どうぞ。」

渉が受け取ったものを見ると、そこにはティッシュで包んだ渉の手土産のお茶菓子が包まれていた。

「ありがとうございます。」
渉は嬉しそうに微笑みながら、手にしたお茶菓子を大切に抱きしめた。

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