最後の悪夢

一人っ子だから寂しかったのかも。
私は、本当にお姉さんのように慕っていたんだ。


さっきクラスのなかでも、上手く馴染めていないといったけれど、そのこともあったし、いつも部活が私の居場所のように思えていた。



ある日のことだった。

帰り道、生徒玄関で河井先輩に偶然会ったのだ。それまでは遠足前に一、二回見かけただけだった。





「河井先輩!」




話しかけたら河井先輩は、嬉しそうな顔をして手を振ってくれて。

でも、それから彼女の顔はだんだん険しくなって、靴を履くとすぐに私の方に、なにかを急いでいるように駆けてきた。
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