最後の悪夢

その時にはもう足はなんとか動かせるようになっていたから、俺は鬼が入ってくるのが分かって後退して部屋に入った。


部屋の棚にしまわれていたガラスのコップは、零時の時点で護身用に持ち出して使いきった。

鬼を階段から落とした時はゾッとした。
でも、それだけじゃなかったんだよ。


俺はテレビの横に置かれていた電気ポットのプラグをコンセントから抜いた。

………


鬼が部屋のなかに入ってきて気づく。鬼は足を引きずっていて、血も出ていた。


これは、俺が階段で落とした鬼だったのかもしれない、と直感で思った。
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