最後の悪夢

重い息を吐いて机に伏せる。


だんだん思考が暗くなっていく。
こんなのダメだよ、私……ダメなのに。


時計の針の、過ぎる時間を刻む音が憎い。止まってくれない。私、ずっとこのままこうやって、生きていくんだろうか。



「あー……」



誰かに頼ってみたいな。

沢山甘えてみたい。

笑いたいな。


今の私には難しいことばかりだ。
誰か、助けてくれないかな。


目を閉じればだんだんと、意識が落ちていく。
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