契約夫婦のはずが、極上の新婚初夜を教えられました
寝起きだからか、それとも吐息が首元をかすめるからか、甘美な物言いに身体がゾクッと震えた。
こそばゆさに肩をすくめると、大吾さんはダメだと言わんばかりに首元に顔を埋める。
「八重、いい匂いがする……」
鼻先を首にこすりつけ、身体をギュッと抱き寄せる。
「いい匂いって、大吾さんからも同じ匂いがします」
それもそのはず。昨晩は一緒にお風呂に入って、全身をくまなく丁寧に洗われた。あわあわ状態になった私を抱きしめるから大吾さんもあわあわになって、柑橘系の爽やかな香りが全身からふわりと香っているのだ。
香りを楽しんでいるのか鼻先を首にこすりつけるから、くすぐったくってたまらない。とうとう我慢できなくなって、ふふふと笑いがこみ上げた。
「大吾……さん、やめ……てください……ふふっ……」
それでも大吾さんはやめる気配を見せず、スンスンと匂いを嗅いで私を弄ぶ。そのうち一緒に唇も這わしチュッチュッと音を立て何度もキスを落とすから、笑いに交じり甘い声が零れてしまう。
こそばゆさに肩をすくめると、大吾さんはダメだと言わんばかりに首元に顔を埋める。
「八重、いい匂いがする……」
鼻先を首にこすりつけ、身体をギュッと抱き寄せる。
「いい匂いって、大吾さんからも同じ匂いがします」
それもそのはず。昨晩は一緒にお風呂に入って、全身をくまなく丁寧に洗われた。あわあわ状態になった私を抱きしめるから大吾さんもあわあわになって、柑橘系の爽やかな香りが全身からふわりと香っているのだ。
香りを楽しんでいるのか鼻先を首にこすりつけるから、くすぐったくってたまらない。とうとう我慢できなくなって、ふふふと笑いがこみ上げた。
「大吾……さん、やめ……てください……ふふっ……」
それでも大吾さんはやめる気配を見せず、スンスンと匂いを嗅いで私を弄ぶ。そのうち一緒に唇も這わしチュッチュッと音を立て何度もキスを落とすから、笑いに交じり甘い声が零れてしまう。