契約夫婦のはずが、極上の新婚初夜を教えられました
両親と話をするだけなのに、こんな高級な部屋じゃなくても……。
そう思ってもそんなこと言い出せず、両親の到着を待つ。でもその前に総支配人が部屋にやって来て、挨拶を交わした。
「初めまして、当ホテルの総支配人の瀬上ともうします。大吾から、お噂はかねがね伺っております」
「噂……」
それはいいことなのか、それとも悪い噂だろうか。何気に瀬上さんの顔を見るとその表情は穏やかなもので、悪い噂ではなさそうだとホッと胸をなでおろす。
でも大吾さんがどんなことを話したのかは気になるところで。聞いてもいいものかどうか迷っていると、先に瀬上さんが話しだした。
「大吾とは大学のときからの親友でね。あ、奈々未はあいつに会ったことあったっけ?」
「え? 奈々未……」
突然瀬上さんがコンシェルジュの御苑さんのことを、名前で呼ぶから驚いてしまう。普通従業員のことを、名前で呼ぶことはあり得ない。じゃあどうしてだろうと、瀬上さんと御苑さんを交互に見た。
そう思ってもそんなこと言い出せず、両親の到着を待つ。でもその前に総支配人が部屋にやって来て、挨拶を交わした。
「初めまして、当ホテルの総支配人の瀬上ともうします。大吾から、お噂はかねがね伺っております」
「噂……」
それはいいことなのか、それとも悪い噂だろうか。何気に瀬上さんの顔を見るとその表情は穏やかなもので、悪い噂ではなさそうだとホッと胸をなでおろす。
でも大吾さんがどんなことを話したのかは気になるところで。聞いてもいいものかどうか迷っていると、先に瀬上さんが話しだした。
「大吾とは大学のときからの親友でね。あ、奈々未はあいつに会ったことあったっけ?」
「え? 奈々未……」
突然瀬上さんがコンシェルジュの御苑さんのことを、名前で呼ぶから驚いてしまう。普通従業員のことを、名前で呼ぶことはあり得ない。じゃあどうしてだろうと、瀬上さんと御苑さんを交互に見た。