政略結婚から始まる蜜愛夫婦~俺様御曹司は許嫁への一途な愛を惜しまない~
 喜んでくれるかな? その前に明日、お弁当を受け取ってくれるといいけど。

 でもこうして誰かのために料理を作るのは楽しい。零士君の喜んだ顔を想像すると、絶対においしいものを作ろうって思うよ。

 朝食とお弁当の仕込みを終え、先にお風呂に入っても零士君は書斎から出てこなかった。

 申し訳ないと思いつつ、明日に備えて先に就寝した。



 次の日。零士君を起こさないようにベッドから出てキッチンへと向かう。お弁当と朝食を同時進行で作っていき、お弁当のおかずがすべて完成した。

 それらを今度はていねいにお弁当箱に詰めていく。

「ん、見た目もいい感じ」

 おかずは零士君がおいしいと言ってくれただし巻き玉子と、定番の唐揚げ。それとレンコンのきんぴら炒めに、ぶりの塩焼き。あとブロッコリーと卵のサラダも彩りに加えてみた。

「あ、急いでご飯も用意しないと」

 そろそろ零士君が起きてくる頃だよね。

 味噌を溶いて味噌汁を完成させ、他のおかずに皿に盛り付けていく。そしてすべてをテーブルに並び終えると、鼻をスンスンさせて零士君がキッチンに入ってきた。
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