政略結婚から始まる蜜愛夫婦~俺様御曹司は許嫁への一途な愛を惜しまない~
「信じて当然だろ? どんなことがあっても俺が凛々子を信じているし、たったひとりになっても味方になるさ」

 また零士君は嬉しいことを言うものだから、涙が零れそうになり必死にこらえた。

「ありがとう、零士君。……私も同じだよ。なにがあっても零士君のことを信じたいと思うし、一番の理解者でありたい」

 そう強く思うのは零士君のことが好きだからだ。この想いを、しっかりと彼に伝えたい。

 気持ちは大きくなり、真っ直ぐに彼を見つめた。

「零士君、私のことを好きになってくれてありがとう」

「え? どうしたんだよ、急に」

 困惑する零士君。

 そうだよね、急に話し出したのだから。でも今夜、絶対に伝えようと思っていたの。その思いはさっき、零士君が私を信じてくれたことでさらに強まった。
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