政略結婚から始まる蜜愛夫婦~俺様御曹司は許嫁への一途な愛を惜しまない~
「わかった。もう凛々子以外の女性を呼び捨てにしたりしない。……なぁ、凛々子。本当に俺の気持ちが凛々子に届いたって信じてもいい?」

「うん」

 信じてほしい。私の零士君に対する想いを。

「もっと早くに言えなくてごめんね。……私、怖かったの」

「怖かったって、なにが?」

 キョトンとなる零士君に胸の内を打ち明けた。

「だって私、簡単に心変わりしちゃったでしょ? それが怖くなったの。人の気持ちって簡単に変わるものなら、零士君だって私のことを嫌いになるかもしれないもの」

 そう話した途端、零士君はすぐさま言った。

「それだけは絶対にあり得ない。俺が凛々子を嫌いになることはないから。現に俺は何度も凛々子を好きなことをやめようと思っても、それができなかった。俺の凛々子に対する気持ちは、生涯変わらないよ」

 力強い声で言われ、不安だった気持ちが前向きに変わっていく。そして気づかされる。
< 186 / 225 >

この作品をシェア

pagetop