政略結婚から始まる蜜愛夫婦~俺様御曹司は許嫁への一途な愛を惜しまない~
学生同士だし、それが普通だと思っていたけど、周りはそうじゃなかったよね。
バイトしていればそれなりに収入があるもの。恋人ならなにかしらプレゼントし合って当然だったのかも。
本当に私ってば、盲目過ぎた。初めての恋に浮かれていたんだろうな。よく考えれば、文也が私を愛していないことに気づけたはずなのに。
自分に情けなくなっていると、零士君は私の手を引いてショップに入った。
「え? 零士君?」
「好きなものを選んで」
びっくりする私に零士君は続ける。
「あいつに凛々子の初めてをすべて奪われたと思ったけどさ、違ったと思うと嬉しくて。……凛々子に初めてプレゼントする権利を俺にちょうだい」
なにそれ。『初めてプレゼントする権利をちょうだい』だなんて――。
胸が苦しくてたまらない。
「指輪なら婚約指輪と結婚指輪があるし、イヤリングやブレスレットとかどうだ? もちろんネックレスでもいい」
バイトしていればそれなりに収入があるもの。恋人ならなにかしらプレゼントし合って当然だったのかも。
本当に私ってば、盲目過ぎた。初めての恋に浮かれていたんだろうな。よく考えれば、文也が私を愛していないことに気づけたはずなのに。
自分に情けなくなっていると、零士君は私の手を引いてショップに入った。
「え? 零士君?」
「好きなものを選んで」
びっくりする私に零士君は続ける。
「あいつに凛々子の初めてをすべて奪われたと思ったけどさ、違ったと思うと嬉しくて。……凛々子に初めてプレゼントする権利を俺にちょうだい」
なにそれ。『初めてプレゼントする権利をちょうだい』だなんて――。
胸が苦しくてたまらない。
「指輪なら婚約指輪と結婚指輪があるし、イヤリングやブレスレットとかどうだ? もちろんネックレスでもいい」