溺愛予告~御曹司の告白躱します~

あぁ。もしかしたらこの子……。

「いる?高価なプレゼントなんか」
「え?」
「話聞いてたら、それって全部蓮があなたを優先してくれてたってことじゃないの?愛想もないし優しくもないっていうけど、わかりにくいだけで十分優しいよ。あなただってそれがわかってたから蓮と付き合ってたんじゃないの?」

少しだけ話して思ったことがある。

もしかしたらこの人はショックだったんじゃないかな。蓮に家のことを内緒にされていたことが。

「……欲しかったのは、高級なプレゼントなんかじゃなかったんでしょ」

きっと、わかりやすい形で蓮の気持ちが欲しかったんだ。

それだけちゃんと蓮のことが好きだった。

だからこそ、こんなに拗らせているんじゃないのかな。

…なんて、嫉妬対象の元カノなんか庇う義理はないんだけどさ。

詳しくは知らないけど、友達に自慢したいって虚栄心があったり、御曹司と聞いて今までと態度を変えちゃったのはこの人なんだし。

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