恋愛境界線
―――――――……
――――――……
「ご苦労様でした」
受領欄に受け取りのサインをした若宮課長が、配送業者の人を玄関先で見送る。
あれから、課長の車で家具やインテリアを専門に取り扱っているショップに連れて行かれて、布団だけ買う予定だった私に、若宮課長はソファベッドを買ってくれた。
真っ赤な色合いが可愛くて、以前から自分の部屋に置いておきたいと思っていた物とイメージがピッタリだったから、思わず、「これ良いなぁ」と呟いていたのを聞かれてしまい、それを若宮課長が買うと言い出したのだ。
勿論、居候させて貰ってる身でこれ以上甘えるわけには行かないから、一度は断ったのだけれど。
「いずれ君が出て行った後は私の物になるのだし、予備の布団を処分してまだ買い替えていないから、それがあれば今後友人が泊まりに来た時にも役立つ」と。
それでもひたすら恐縮する私を、横目でちらっと見た若宮課長は
「それに、フローリングに直に布団では、寝ていて背中が痛いとか言い出されかねないし、それでまた私のベッドに潜り込まれるのも迷惑だしね」
そう言って、本当にそれを購入してしまった。
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「ご苦労様でした」
受領欄に受け取りのサインをした若宮課長が、配送業者の人を玄関先で見送る。
あれから、課長の車で家具やインテリアを専門に取り扱っているショップに連れて行かれて、布団だけ買う予定だった私に、若宮課長はソファベッドを買ってくれた。
真っ赤な色合いが可愛くて、以前から自分の部屋に置いておきたいと思っていた物とイメージがピッタリだったから、思わず、「これ良いなぁ」と呟いていたのを聞かれてしまい、それを若宮課長が買うと言い出したのだ。
勿論、居候させて貰ってる身でこれ以上甘えるわけには行かないから、一度は断ったのだけれど。
「いずれ君が出て行った後は私の物になるのだし、予備の布団を処分してまだ買い替えていないから、それがあれば今後友人が泊まりに来た時にも役立つ」と。
それでもひたすら恐縮する私を、横目でちらっと見た若宮課長は
「それに、フローリングに直に布団では、寝ていて背中が痛いとか言い出されかねないし、それでまた私のベッドに潜り込まれるのも迷惑だしね」
そう言って、本当にそれを購入してしまった。