姉のカレシの、闇に溺れて
表では付き合っていることを内緒にしている俺達は、クリスマスも一緒に過ごしていなければ、年越しも一緒に過すコトはなく。
何事も無く、隣に座り授業を受ける。
「…………ユウくん、今日この後空いてる??」
沙羅は俺の表情を気にしながら、ゆっくり声を掛けてきた。
「何で?」
「えっと……紗和が………ユウくんと話したいって。学校終わったら会ってくれないかな??」
「…………紗和ちゃんに相談したの??」
「うん。えっと………相談する内容間違えちゃったのかな………?? とにかくユウくんと会って話したいんだって」
罵声を浴びせて去って行ったのに、会ってくれる気になったのか?
「あのね、ユウくん。紗和……男性経験あるみたいで……たまに男の子が家に迎えに来るんだけど……それでね、勝手に嬉しくなっちゃったりして………えへへ」