吐息
「く……っ」
「ほら、まだ逃げる気か? やってみろ」
社長が私に馬乗りになる。
そして、首に手を回すと、力を込めた。
息ができない。
「ぐ……か、は……」
「バカだな。おまえは。歯向かわずに、はいはいって素直に聞いときゃよかったのに。アリアのお気に入りに手なんて出すな。ま、幸福になれる薬をアリアに教えたのは俺だし、人のこと言えねーけどさ」
「っ……」
「飛鳥もバカなやつだ。うまい話にも乗らずによぉー。俺はやりたいことがあるんで興味ないです、なんてクソみたいなこと言いやがって」
「ゔ……」
呻く私を、アリアさんが見下ろす。