初恋交響楽
目が覚めたので枕元の目覚し時計で時間を確認すると、5時を過ぎたところだった。
夕方ではなく、朝のである。
「ーー嫌な夢を見ちゃったな…」
昨日のお見合いで大国くんと再会して結婚をすることになったせいで、中学時代の大国くんを恨むきっかけになったその夢を見てしまった。
まだ時間あるし、2度寝をしよう…と、わたしは目を閉じた。
あの出来事があっても大国くんとは特に変わらなくて、中学を卒業して別々の進路へと進んだ。
進学先の高校や大学でも出会いはあったり、時には相手から告白をされたーーと言っても、2回だったけれどーーこともあったけれど、すぐに次の恋へと進むことができなかった。
相手が悪かった、他にもいい人がいると割り切ってしまえばよかったけれど…それができなかった。
「まずは離婚だ」
パチリと目を開けて自分に言い聞かせるように宣言すると、また目を閉じた。
夕方ではなく、朝のである。
「ーー嫌な夢を見ちゃったな…」
昨日のお見合いで大国くんと再会して結婚をすることになったせいで、中学時代の大国くんを恨むきっかけになったその夢を見てしまった。
まだ時間あるし、2度寝をしよう…と、わたしは目を閉じた。
あの出来事があっても大国くんとは特に変わらなくて、中学を卒業して別々の進路へと進んだ。
進学先の高校や大学でも出会いはあったり、時には相手から告白をされたーーと言っても、2回だったけれどーーこともあったけれど、すぐに次の恋へと進むことができなかった。
相手が悪かった、他にもいい人がいると割り切ってしまえばよかったけれど…それができなかった。
「まずは離婚だ」
パチリと目を開けて自分に言い聞かせるように宣言すると、また目を閉じた。