素直になりたい。
「俺のこと、追っかけて来たんでしょ?」

「......はぁ?!」


んなわけ、ないでしょうが!

私は弁当を持って立ち上がり、そのまま駆け出した。


ったく、もぉ...!

自意識過剰にも程がある。

いくらカッコいいからって、普通そんなこと思いますか?

思いませんよね?

どこまで自分のこと大好きなの?

あぁ、気持ち悪い...。

走って熱いはずなのに寒気がする。


私はひたすらに走り、

とにかく走って走って走って

ある場所にたどり着いた。

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