青春の花は素顔に咲く


 目がチカチカする。太陽のせいか、何なのか。

「白銀、お待たせ」
「別に待ってない。今きたしな」
「汗だくで何を……」
「気のせいだろ、ほら、図書館の中に行くぞ」
「うん」

 そして談話室で数時間勉強して。そこそこ勉強をお互いに進めて。

 お昼を食べようと外に出る。

 頭を使ったのでお腹が減る。

「お弁当作ってきたよ、あたし。一緒に食べよう」
「いいのか?」
「うん。一人分も二人分もそんな変わんないし」
「助かる。変わりにお茶を買ってくる」
「ありがとう」

 あたし達は図書館の庭のベンチに座る。
 道路が近くてあまり静かではないけれど木影なのがいいところだ。涼み
ながらあたしはお弁当を広げていく。そしておにぎりを開けた時。

「あっ」
< 168 / 311 >

この作品をシェア

pagetop