青春の花は素顔に咲く


 あたしは弱虫だ。言いたいことも言えない。
 あたしはダメな子だ。いつだって心配をかけてる。
 あたしは、あたしは。

「はあ……」

 ため息をつきながらベッドに横になるあたし。
 当然、ゴスロリは脱いだ。だって怒られるから。

 悲しい気持ちで、地味な服を着て。

 ますます気落ちしていくのがわかる。

「どうしよう」

 白銀の傍にいたい。

 もっと一緒に笑いあいたいよ。
 そりゃ自分の事をやれてないのはあたしが悪いよ。

 でもね。自分だけが大事じゃないってわかったから。

 あたしにとって白銀は自分ほどに大事なものだから。

(ドキドキを、教えてくれた男の子だから)









































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