青春の花は素顔に咲く
*
逃げちゃだめだ。あたしだけの問題じゃないんだから。
逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ!
「っは……」
息が荒い。つらい。苦しい。
職員室でお母さんが怒鳴る声が聞こえる。
入りたくない。でも、入らないといけない。
白銀を守らないと。それができるのはあたしだけだから。
行け。芽以。行くんだ芽以。
「失礼します!」
「芽以!」
「お母さん! 話があるの!」
「またそんな格好をして……! 着替えてきなさいっ」
「嫌!」
「脅されてるのね? あの子に?
「そうじゃないの、話を聞いてよ。お母さんっ」
「もうすぐあの子も来るから、理事長室で話し合いましょ?」
「……わかった」
(今話したってらちが明かない)
ごめん、白銀、本当にごめん……。
あたしは泣きだしたいのをこらえて白銀を待った。
お母さんは明らかにイライラしててしたうちまでしていた。
傍にいるだけで、あたしはビクビクしてしまう。
「白銀君が来たので、理事長室へ」
そう言われ、あたしは重い足を上げて理事長室に向かった。
逃げちゃだめだ。あたしだけの問題じゃないんだから。
逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ!
「っは……」
息が荒い。つらい。苦しい。
職員室でお母さんが怒鳴る声が聞こえる。
入りたくない。でも、入らないといけない。
白銀を守らないと。それができるのはあたしだけだから。
行け。芽以。行くんだ芽以。
「失礼します!」
「芽以!」
「お母さん! 話があるの!」
「またそんな格好をして……! 着替えてきなさいっ」
「嫌!」
「脅されてるのね? あの子に?
「そうじゃないの、話を聞いてよ。お母さんっ」
「もうすぐあの子も来るから、理事長室で話し合いましょ?」
「……わかった」
(今話したってらちが明かない)
ごめん、白銀、本当にごめん……。
あたしは泣きだしたいのをこらえて白銀を待った。
お母さんは明らかにイライラしててしたうちまでしていた。
傍にいるだけで、あたしはビクビクしてしまう。
「白銀君が来たので、理事長室へ」
そう言われ、あたしは重い足を上げて理事長室に向かった。