青春の花は素顔に咲く

「芽以? 何で泣くの?」
「あたしはっ……あたしは」
「黒野?」
「……あたしは、お母さんの思ってるようなあたしじゃないよっ」
「何を言ってるの? 芽以?」

 あわあわとする皆。
 泣きながら上を向いて話し続けるあたし。

 言わなくちゃ。言わないと、何も伝わらないもん。

 察してなんて、無理だよ。

「あたしは、白銀に勉強を教えたいの」
「どうして? 芽以。脅されてるなら」
「脅されてなんかない! あたしの意志だよ!? やりたくてやってるの!」
「嘘、嘘はいいのよ。芽以。本当の事を」
「本当の事だよ! あたし、好きでこんな格好してるの。お母さんが怖くて、隠してただけなの。ゴスロリが好きで、白銀も好きで。自分の意志で生きてるんだよ!? あたし、お母さんのためのお人形じゃないんだよ!?」
「芽以!?」

 あたしは叫び続ける。
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