王女ちゃんの執事3『き・eye』男の娘、はじめます。
「兄ちゃん、聞いて! おれたち、ナンパされちゃった」
「違うよ、とんちゃん。あんなので満足しちゃダメ。あたしが油断してた。あー、くやしい! あんな程度のやつらに声かけられちゃって」
五十嵐の超絶お姫様発言に笑ってバトンタッチ。
「そんじゃ、ちょっと行ってくるわ」
2時に来いと言っておいて、ガキが改札を出てきたのは2時14分。
初手からおれの怒りを沸騰させたガキの前に虎はしっかりと立った。
そうしてみれば、ガキが虎をいたぶった理由もわかる。
虎より貧相なチビ。
虎より頭も悪いのは確かだし。
「西野くん……」
虎をおどおどと盗み見ていたくせに、通り過ぎたガキがビクンと立ち止まる。
「話…あるんだけど。もうキミの家には…行きたくないんだ」
「…………!」
口あんぐり、か。
まぁ、気持ちはわかる。
「あのね、西野くん」
「加藤かっ!?」
西野の肩からトートバッグがずり落ちた。
それを拾ってやるって、どこまでお人よしなんだ、虎。
「違うよ、とんちゃん。あんなので満足しちゃダメ。あたしが油断してた。あー、くやしい! あんな程度のやつらに声かけられちゃって」
五十嵐の超絶お姫様発言に笑ってバトンタッチ。
「そんじゃ、ちょっと行ってくるわ」
2時に来いと言っておいて、ガキが改札を出てきたのは2時14分。
初手からおれの怒りを沸騰させたガキの前に虎はしっかりと立った。
そうしてみれば、ガキが虎をいたぶった理由もわかる。
虎より貧相なチビ。
虎より頭も悪いのは確かだし。
「西野くん……」
虎をおどおどと盗み見ていたくせに、通り過ぎたガキがビクンと立ち止まる。
「話…あるんだけど。もうキミの家には…行きたくないんだ」
「…………!」
口あんぐり、か。
まぁ、気持ちはわかる。
「あのね、西野くん」
「加藤かっ!?」
西野の肩からトートバッグがずり落ちた。
それを拾ってやるって、どこまでお人よしなんだ、虎。