契約結婚ですが、極上パイロットの溺愛が始まりました
「七央さん、おかえりなさい。あの、お帰りは明日じゃなかったんですか?」
「明日? いや、七日だと言ったはずだけど」
「えぇ! うそ、じゃあ私、勘違いしてたんだ……。てっきり、お誕生日の日に帰国されるとばかり思ってて。どこで勘違いしたんだろ……」
帰宅したばかりの七央さんを前に、自分の大きな勘違いをぶつぶつ悔いる。
「あの、私、明日の準備を今してまして、それで、今日はひとりだから適当に食事もしようかと思ってて、あっ! あの、一日早いですけど、今日お祝いさせてもらってもいいですか?」
あとは、カルパッチョと生春巻きのメニューを作るだけだから、急げば用意ができる。
急遽にはなってしまうけれど、ローストビーフもケーキももう作れるから大丈夫だ。
「ああ、それは別に構わないけど。当日じゃないとっていうこだわりとかないし」
七央さんの返事にホッとし、思わず笑みを浮かべてしまう。
「良かった。あの、じゃあ先にお風呂でも入ってきてください。お疲れでしょうし。その間に仕上げておきますので」
帰宅したばかりの七央さんに先に入浴を勧め、急いでキッチンに舞い戻った。