幼なじみと恋愛講座をご一緒に。

状況的にお昼に秘書課へ行き、田代さんを待ち伏せするのは難しくなったのでプランを変更する。
もちろん、本日のランチのお相手は世良　雪さんだ！！
幹事の事と田代さんをお誘いする事をカミングアウトをして彼女にも協力してもらう。というプランニング。

フロアを見渡すと既に雪ちゃんの姿が見えないので、高橋さんと話していた間に先に社食にでも行ったと思い、急ぎ足で私は社食へと足を運ぶ。

社員食堂に入ると美人な雪ちゃんは目立つので直ぐに探し出すことに成功した。

「あっ！雪ちゃん！！
　一緒にたべよっ！」

「花乃～高橋さんと浮気してたから先に来ちゃったから～
　えっ？今日もお弁当なし？
　えっ！？昨日も激しかったんだあ～」

協力要請する相手を間違えたかも早くも思い始めた・・・。

「ゆっ雪ちゃん！！
　ランチタイムだから！！しー！！ね？
　って！あっ～お弁当…鞄に忘れちゃった。
　戻ってる時間ないから諦める。」

手元を見ると何も持ってこなかったのに気が付く。

「なあに～？
　お弁当忘れるほどに私に会いたかった訳？
　花乃ちゃん可愛い～
　席は取ってあるから早く買っておいで。」

雪ちゃんと別れ、お弁当を鞄に忘れてしまい肩を落としながらチケット売り場へ向かう。

メニューに目を向けるといきなり腕を掴まれ、掴まれた方を見る－－－。

「花乃！
　聞こえてたんだけど！
　高橋さんと浮気って何！！」

はあと小さくため息を吐く。