青薔薇の至愛
「ナンパなんてしてないよ。
ちょっと知り合いの子と会って。
あっ、ほら。この前他校生の子と遊んだ話したでしょ?そのうちのひとりだよ」
「ふーん、俺が部活やってる間に女と遊んでって……ゲッ!!」
突然、私の顔を見てあからさまに嫌そうな顔をする藤永君の友達に、「ん?」と顔をしかめると。
幼い頃の思い出が徐々によみがえってきて、ハッと目も口も大きく開いちゃう。
「合田くん!?」
「朝井?!」
驚きのあまり人目も気にせず大声をあげてしまった私達は、コンビニで買い物をしているお客さんにジロジロと見られ、恥ずかしくなって縮こまりながら話し出す。
「な、なんでお前がこんなとこいんだよ。
つか藤永と友達??
嘘だろ、最悪」
「相変わらずの憎まれ口だね……。」
「なにお前、もしかして藤永と付き合ってんの??仲良さげだったけど……」
「違うよ!」
最悪な再会だ~。
合田佐由真くん。
まさか小学生の頃、私をからかって意地悪していた男の子にこんなところで会うなんて。
気まずくて、嫌になっちゃう。
合田君にカエル持って追いかけられた時は、大泣きして朱ちゃんにしがみついていたのを思い出した。
あの時朱ちゃんがすっごく怖い顔して合田君に怒ってくれたんだっけ。
えっ、小学生の頃の朱ちゃんかっこいい。