青薔薇の至愛
「ふたりとも、もしかして知り合い?」
私と合田君を交互に見ながら藤永君が言う。
「小学校一緒だったってだけ。」
「合田君すごく意地悪だったもんね!」
「んだと~」
「本当のことだもん!」
バチバチと私と合田君の間に火花が飛び散る。
「まあまあ」と藤永君が私達を落ち着かせようと宥めていると。
「優」
心地よい声に名前を呼ばれて、すぐに振り返ると、朱ちゃんがパンとおにぎりを持って立っていた。
「朱ちゃん、漫画は?買わないの??」
「後で買うことにした。
つか、ん??」
朱ちゃんの目が、藤永君と合田君を見て、一瞬誰だっけ?とはてなマークを浮かべていたけど、すぐに思い出したと笑いながら口を開いた。
「こっちはボウリングの時の男で。
そっちは、優からかってた合田じゃん。久しぶり~」
「げっ、朱光?!」
「こらこら、年上には『さん』付けなさい。
好きな子いじめてた頃と何も変わってないじゃないか~、合田くんよ」
「はあ?!」