青薔薇の至愛



急に顔を真っ赤にする合田君が、大きく口を開けようとするから、後ろにいる藤永君がすかさず手で口を押さえた。



「店内では静かにだよ、合田。
 久しぶりの再会みたいだし、外で少しお話でもしますか?」


チラッと朱ちゃんを見ながら聞く藤永君。


「そうだなー。皆でパスタでも食べに行くか、せっかくの機会だし。
 なぁ、合田くん?」


「ふがふがっ、」


「朱ちゃん海は??」


「もち、飯食べた後に行く」


「わーい!」


「ふがーっ!!」


合田君は何か言いたそうだったけど藤永君に押さえら喋れないまま私達と一緒に行くことに。

手に持った商品の会計を済ませ、バイクを引いて近くにある学生でも入りやすい小洒落たカフェに入った。




「なんで俺がコイツらと……」


ぶつぶつ文句を言ってる合田君を横目に、数分後注文したパスタが運ばれてきた。


「ごゆっくり」と美人な店員さんが朱ちゃんを見ながら言うから、少しだけ頬が膨れる。



「朱ちゃんってば、デレデレしちゃって。」


「えっ、今のどこに俺のデレ要素あった??」


「いただきまーす、あっ、このミートスパゲッティすごく美味しい!」


「聞いてる優乃ちゃん??どうして兄やんのこと無視するの??
 なにこの子、色気より食い気なの??」






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