青薔薇の至愛






美味しいスパゲティーを巻いて、どんどん味わっていると、視線を感じてなぞる様に見るとバチッと合田君と目が合う。


すぐに目を逸らす合田君に、「……?どうしたの??」と聞くと、彼は冷えたコップを持ってゴクゴクと水を飲み始める。



「べ、別に。
 ほんと食い意地はってんなと思って見ただけ」


「どうして合田君は久しぶりに会ったのに意地悪なこと言うの~。
 でもこのスパゲティーほんと美味しいから、合田君も食べた方がいいよ」


「はあ?!なんで俺がお前が食べたやつを……」


「違うよ、今度来た時注文した方がいいよって意味!」


「紛らわしい言い方すんなっ!」


顔を真っ赤に染める合田君。


成長と共に口まで悪くなっちゃって……。


ほんと変わんないな~。


私はあの時より合田君に言い返せるようになったけど。
やっぱり壁を感じて、少しだけ苦手だなと思う。



顔は可愛いから女の子からモテそうだけど。
これじゃあ怖くて誰も寄りつかなさそうだ。




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