青薔薇の至愛
「合田、ほんと分かりやすいね」
横でクスクスと合田君の言動を見て笑う藤永君。
「朝井さん以外の女子にはすごく優しいのに」
「えっ……合田君が女子に優しい……?」
「うん。重い荷物とか持ってあげたり、体育の時間、貧血で倒れた女の子保健室まで連れていってあげたり、いい奴だよ。」
「あ、ありえない」
「藤永、余計な事言うな!」
照れ隠しなのか、藤永君の肩を掴む合田君は怒っているのに顔が赤いせいで迫力がない。
朱ちゃんは「ふーん」とニヤニヤしながら合田君を見ていた。
「誰にでも優しいなら優にも優しくしなきゃな、合田。
つっても?お前が優しくしなくても、俺が愛情もって育て上げたからいらないと思うけど」
「はあ?相変わらずムカツクな、朱光。
ただの幼馴染みだろ」
「"ただの"?
俺今付き合ってんだよねー、コイツと」
「……っ」