青薔薇の至愛
いつもの軽い口調で近づいてきた朱ちゃんが、私の髪に触れると、雨粒を取った。
「風邪引くから、早く風呂入ってこい」
「朱ちゃんから先でいいよ?」
「優に風邪引かれたら困る」
「それは私も同じ事思って……」
「じゃあいっそのこと一緒に入る?」
「……っ」
「冗談、顔真っ赤にしてなに考えてんだか」
「朱ちゃんのへんたい、ヘンタイ、変態!!」
「はいはい。分かったからさっさと体温めてこい」
「でもでも着替えないし」
「そこはどうとでもなるから、とりあえず入ってこい」
ーーポイッと、朱ちゃんに風呂場に放られ風呂場のドアを閉められた。
着替えがないのに上がった時どうすればいいの……。