青薔薇の至愛
朱ちゃんってば、お礼したいのになぜかしたくなくなる言い方をするから、黙っておにぎりを食べ始める。
お腹……空いててもおかしくない時間帯なのに。
今日、朱ちゃんとふたりっきりだって思うと、緊張してご飯が喉を通らない。というか味がしないよ~。
朱ちゃんはどう思ってるんだろう?と、チラッと見ると、バチッと綺麗な青色と目が合って、ストンと存在しないキューピットが私の胸に矢を放つ。
朱ちゃんが黒色のカラコンをしていないところ、久々に見てテンションは上がる一方。
幼馴染みであり、推しであり、恋人でもある朱ちゃんに、六本くらいペンライトを指に挟んで振りたいくらいだよ……!
「んーーーー!」
「なにお前、急に唸って怖」
「やっぱり朱ちゃんのお目々カッコ良くて好きで好きでたまらないな~って思っただけなの!」
「お、おう」
「えっと……なんで引いてるの??」