御曹司は懐妊秘書に独占欲を注ぎ込む
明臣さんはどういう答えを求めているんだろう? なんて答えたらいいの?
もしも私の気持ちを伝えたら……。
「悪い、そんな顔をさせるつもりじゃなかったんだ」
なにも答えない私に対し、明臣さんは身を起こして離れようとする。反射的に私は彼の腕を掴んだ。
「今日」
突然の私の行動に、明臣さんは目を丸くした。そして一呼吸置いてから私はたどたどしく言葉を紡ぎだす。
「久しぶりに髪を切って、お風呂にゆっくり入って……全部明臣さんのおかげです。感謝しています」
唐突な内容にも関わらず、明臣さんはなにも言わない。仕事でなら間違いなく、なにが言いたいんだ?と叱られそうなものを、このときの彼は私のまとまりのない話に耳を傾けていた。
だから、私も本音を告げる。
「……でも、それ以上に芽衣と明臣さんと一緒に過ごせたことが、すごく嬉しかったんです」
結局、明臣さんの問いの答えにはなっていない。けれど、これだけはわかってほしい。
「明臣さんがそばにいてくれて私、幸せです」
精一杯の本心を伝え、我に返って慌てて付け足す。
「もちろん芽衣も。あの子、すっかり明臣さんに懐いて」
そこまで言うと、離れようとしていた明臣さんが私に覆いかぶさる形で強く抱きしめた。さすがに二人分の体重受けてわずかにベッドが軋む。
「あの……」
明臣さんの表情は見えない。彼の体温や重みが今まで以上に直接伝わってきて、どこに神経を集中させたらいいのかわからない。
もしも私の気持ちを伝えたら……。
「悪い、そんな顔をさせるつもりじゃなかったんだ」
なにも答えない私に対し、明臣さんは身を起こして離れようとする。反射的に私は彼の腕を掴んだ。
「今日」
突然の私の行動に、明臣さんは目を丸くした。そして一呼吸置いてから私はたどたどしく言葉を紡ぎだす。
「久しぶりに髪を切って、お風呂にゆっくり入って……全部明臣さんのおかげです。感謝しています」
唐突な内容にも関わらず、明臣さんはなにも言わない。仕事でなら間違いなく、なにが言いたいんだ?と叱られそうなものを、このときの彼は私のまとまりのない話に耳を傾けていた。
だから、私も本音を告げる。
「……でも、それ以上に芽衣と明臣さんと一緒に過ごせたことが、すごく嬉しかったんです」
結局、明臣さんの問いの答えにはなっていない。けれど、これだけはわかってほしい。
「明臣さんがそばにいてくれて私、幸せです」
精一杯の本心を伝え、我に返って慌てて付け足す。
「もちろん芽衣も。あの子、すっかり明臣さんに懐いて」
そこまで言うと、離れようとしていた明臣さんが私に覆いかぶさる形で強く抱きしめた。さすがに二人分の体重受けてわずかにベッドが軋む。
「あの……」
明臣さんの表情は見えない。彼の体温や重みが今まで以上に直接伝わってきて、どこに神経を集中させたらいいのかわからない。