今夜、妊娠したら結婚します~エリート外科医は懐妊婚を所望する~
私の分のホットティーが運ばれてきた。縁取りが金色の上品なポットに入っている。
とてもいい香りが漂ってくるけれど、今は口をつける気になれない。
「ついでに言うと、あなたのお相手の西園寺さん。かなり女遊びが激しいそうですね。女性との噂が耐えない方のようですよ」
ぎょっとして私は膝の上の手を握り締める。彼の周辺を調べたの? その話は、私を揺さぶるための作り話? それとも……真実?
「ああ、そうそう。結婚を前提にお付き合いしている女性がいるという話も聞きました。同病院で働くこちらの女医、以前は西園寺家が経営する関西の病院で働いていたそうなのですが、わざわざ彼を追いかけて上京してきたとか。ご存知ありません?」
長門さんが懐から一枚の写真を取り出した。映っていたのは悠生さん本人と、親しげに会話をする白衣の女性。
どことなくその顔立ちに見覚えがあり、まじまじと観察してようやく思い出した。
彼女、悠生さんのお見合い相手の女性だ。服装やメイクこそ全然違うけれど間違いない。
まさか、同じ病院で働いていた医師だったなんて。
お見合い相手の女性が身近にいたことにも驚いたけれど、写真の中のふたりが親しげで胸が痛んだ。
とてもいい香りが漂ってくるけれど、今は口をつける気になれない。
「ついでに言うと、あなたのお相手の西園寺さん。かなり女遊びが激しいそうですね。女性との噂が耐えない方のようですよ」
ぎょっとして私は膝の上の手を握り締める。彼の周辺を調べたの? その話は、私を揺さぶるための作り話? それとも……真実?
「ああ、そうそう。結婚を前提にお付き合いしている女性がいるという話も聞きました。同病院で働くこちらの女医、以前は西園寺家が経営する関西の病院で働いていたそうなのですが、わざわざ彼を追いかけて上京してきたとか。ご存知ありません?」
長門さんが懐から一枚の写真を取り出した。映っていたのは悠生さん本人と、親しげに会話をする白衣の女性。
どことなくその顔立ちに見覚えがあり、まじまじと観察してようやく思い出した。
彼女、悠生さんのお見合い相手の女性だ。服装やメイクこそ全然違うけれど間違いない。
まさか、同じ病院で働いていた医師だったなんて。
お見合い相手の女性が身近にいたことにも驚いたけれど、写真の中のふたりが親しげで胸が痛んだ。