今夜、妊娠したら結婚します~エリート外科医は懐妊婚を所望する~
ドレスを脱いで……?

言われた通り脱ぐべきだろうか……。でも、裸になってベッドで待っているなんて……。できれば結婚後も恥じらいは捨てずにいたい。

いや、でも一年近くも待ってもらっていたのだから、これくらいはサービスするべき?

悶々と考えた挙句、背中のチャックを下ろしていると、途中で彼が戻ってきてキョトンと目を丸くした。

「まさか、本当に脱いで待っていてくれるなんて」

「冗談だったの!?」

「本気に捉えてくれたらラッキーぐらいの気持ちだったよ」

彼はベッドに腰掛け、脱ぎかけの肩を抱く。

「本当に綺麗だ」

そうささやいて途中まで下ろしたチャックに手をかけた。最後まで下ろし、開いた服の隙間に指先を差し込む。

温かい手が背中をゆっくりと撫でて、胸のうしろにあるホックを解く。

「この日を、どれだけ待っていたと思う?」

彼は悪戯な笑みをこぼすと、私の肌を辿りながらゆっくりとドレスを乱していった。

胸元が外気に触れ、慌てて隠そうとするけれど、彼の手がそうさせてはくれなかった。私の手首を掴み上げ拘束すると、ドレスを下へと剥いでいく。

「っ、悠生さん……!」

「さんざん焦らされたんだ。もうこれ以上は待てそうにない」
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