時間切れ

「う…ん、 夏休みに受けた模試の出来が悪かったんだよね〜。 
文化祭も委員になってさ、部活の練習もあるし…」

「うん、そうかぁ〜 模試の判定は? 」

「B 」

「え! B! スゴイじゃん! 
俺は高2の夏休みなんて、Dだったもん…」

「D? そっからどうしたの?」

「赤本とか〜 過去問をやったり〜 
英語は単語を覚えたり? 
他の予備校の模試もバンバン受けて、テスト慣れするようにしたかな?」

「爺ちゃんにも相談したらまだ高2だからそこまで焦るなって言われた…」

「俺もそう思うなぁ〜 
部活は高3の6月くらいで引退だよね〜
俺もそれから、勉強時間を増やしたかな…
それでも間に合ったよ?
昔と今は事情が違うかもしれないけど〜」

「そうだね。模試を受けるようにしようかなぁ」

「多分、俺以上にいろいろと父さんは調べてるだろうから、相談してみてよ!」

「え、龍一爺ちゃんが?」

「うん。今年も冬休みにシンガポールへ行くとわかると思うけど、今度は観光なしの勉強合宿みたいだと思うわ!
ハハハ! 父さんはスパルタだから頑張れ〜。」

陸は、良くわからなかった…が…

龍一は、決めた事、宣言した事は絶対に守る人なのだ。
だから、以前言った
"陸が弁護士になれるよう家族としても、先輩弁護士としても、フォローしよう"を計画的に実行している。

一也は、龍一から陸の大学受験の合格に向けた計画を聞いていた。

それに龍一は、弁護士を目指している孫の陸が可愛いくてしょうがないという事も…

< 330 / 454 >

この作品をシェア

pagetop