いつか再会する時まで




少し緊張しながら職員室の扉を叩く。



「失礼します。神崎 玲音です。」




そう言うと1番に反応したのは、いかにも運動しているであろう体つきの男性。




担任「やっと来たか、神崎!待ってたぞー」



そう言って朗らかに笑う先生は私を教室に案内しながら、学園のことについて説明してくれた。










白鷺学園は寮生活であること
寮には門限があり、外泊する時には届出を出さないといけないこと
基本的には生徒会が主体で行事を運営していること
体育祭が5月の始めの方にあること

などなど…





説明を聞いているといつの間にか教室に着いていたようで、声をかけたら入って欲しいと言われた。



担任「1人入学式から休んでいた生徒がいるな?今日来たから始めに挨拶してもらう。神崎、入ってこい」



静かな空気の中入っていくのは緊張する。転校生などはこのような緊張感を感じるのだと呑気に頭の片隅で考えていた。


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