いつか再会する時まで


どれにしようかと迷っていると、ふとある1点で目が止まる。


「それにいたしますか?」

「……お願いします」


承知しました、と笑顔を向ける店員さんに、私そんなに分かりやすかったかな、と恥ずかしくなる。





店員さんに着付けてもらい、店から出ると、もうそこには凛以外は揃っていた。


瀬那「玲音は黒地に紫の百合か〜。いいね」

「…皆も似合うね」


さすがと言うべきか、皆の中でも特に瀬那は浴衣を着こなしていた。
世間話をしていると、凛が出てきた。


「凛、可愛い」


凛は私と正反対の白地で椿の柄の浴衣を着ていた。
瑠衣は私たちを交互に見て何を言うかと思えば……。


瑠衣「どっちもタイプだな」


ふざけてるのか本気なのかよく分からない口調でそう呟いた。



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