カラフル☆デイズ
「もう5時か……」
深月先輩のそんな声が聞こえて、ふと気付けば時刻はもう17時になろうとしていた。
今日は日曜で、あさ兄とセイ兄がいるからそろそろ帰らないと……。
自然と二人で駅の方向に向かって歩き出す。
何か、すごく1日があっという間だったな……。
あっという間過ぎて、結局深月先輩と手を繋ぐことすら出来なかった……。
そんなことを思いながら歩いていたら、突然、頬を冷たいものが掠めた。