昭和懐妊娶られ婚【元号旦那様シリーズ昭和編】
物陰に隠れて様子を窺っていたが、部下が上着のポケットからライターを取り出して、ボッと着火したものだから慌てた。
帆に火をつける気だ!
思わず彼らの前に出て大声で叫んだ。
「やめて! ここにいるみんなが死ぬわ!」
「おや、凛ちゃんじゃないか。主役が抜け出していいのかな?」
黒い笑みを浮かべる橋本清十郎をキッと睨みつけた。
「どうしてこんなことをするんですか!」
「電力会社の買収では君の婚約者に苦い思いをさせられてね。その報復だ」
闇色に染まっている彼の目にゾクッとするも、怯まず言い返した。
「それで船が燃えれば満足なの?」
こんなに多くの人が乗っているのに火をつけるなんて正気の沙汰ではない。
「ああ。満足だ。あの気取った奴が青ざめる顔が見たいね」
残忍な笑みを浮かべる彼に軽蔑の眼差しを向けた。
「最低ですね!」
「最低で結構。明日の新聞にはこの船が燃える写真が一面を飾るだろう。そう考えるとワクワクするよ」
帆に火をつける気だ!
思わず彼らの前に出て大声で叫んだ。
「やめて! ここにいるみんなが死ぬわ!」
「おや、凛ちゃんじゃないか。主役が抜け出していいのかな?」
黒い笑みを浮かべる橋本清十郎をキッと睨みつけた。
「どうしてこんなことをするんですか!」
「電力会社の買収では君の婚約者に苦い思いをさせられてね。その報復だ」
闇色に染まっている彼の目にゾクッとするも、怯まず言い返した。
「それで船が燃えれば満足なの?」
こんなに多くの人が乗っているのに火をつけるなんて正気の沙汰ではない。
「ああ。満足だ。あの気取った奴が青ざめる顔が見たいね」
残忍な笑みを浮かべる彼に軽蔑の眼差しを向けた。
「最低ですね!」
「最低で結構。明日の新聞にはこの船が燃える写真が一面を飾るだろう。そう考えるとワクワクするよ」