昭和懐妊娶られ婚【元号旦那様シリーズ昭和編】
「父上は最低だな」
悪態をつく弟を叩かれた頬を手で隠しながら宥めた。
「いいの。私が強く言いすぎたのよ。お父さまのプライドを傷つけてしまったのかもしれない」
私も自分が働いているからっていい気になっていた。
お給料が家計の足しになっているから、私は家族の役に立ってるんだって思っていたけれど、それはただの自己満足だったのだ。
「プライドだけではもう生活できないのを父上は知るべきだ。姉さん、足見せて」
弟は必死に怒りを抑えながら屈んで私の足に触れ、指に巻きつけてある布を外して消毒する。
「血は止まってるみたいだけど、痛そうだ」
「もう痛みはあまりないの。森田さんが止血してくれたお陰だわ」
彼がいなかったら、私は今頃お金もなくて家にも帰れず途方にくれていただろう。
「会社に凛姉さんを助けてくれる人がいてよかった。はい。手当て終わったよ。姉さん、夕飯は?」
お腹は空いていない。
それに、父も私と一緒に食べるのは嫌だろう。
悪態をつく弟を叩かれた頬を手で隠しながら宥めた。
「いいの。私が強く言いすぎたのよ。お父さまのプライドを傷つけてしまったのかもしれない」
私も自分が働いているからっていい気になっていた。
お給料が家計の足しになっているから、私は家族の役に立ってるんだって思っていたけれど、それはただの自己満足だったのだ。
「プライドだけではもう生活できないのを父上は知るべきだ。姉さん、足見せて」
弟は必死に怒りを抑えながら屈んで私の足に触れ、指に巻きつけてある布を外して消毒する。
「血は止まってるみたいだけど、痛そうだ」
「もう痛みはあまりないの。森田さんが止血してくれたお陰だわ」
彼がいなかったら、私は今頃お金もなくて家にも帰れず途方にくれていただろう。
「会社に凛姉さんを助けてくれる人がいてよかった。はい。手当て終わったよ。姉さん、夕飯は?」
お腹は空いていない。
それに、父も私と一緒に食べるのは嫌だろう。