昭和懐妊娶られ婚【元号旦那様シリーズ昭和編】
瓶の中に入っていた画鋲が飛び散り、瓶は床に落ちて割れた。
雨のように降ってくる画鋲。
「キャッ!」
画鋲の針が怖くて咄嗟に持っていた段ボールを盾にしたが、森田さんが私に覆い被さって守ってくれた。
「大丈夫か?」
心配そうに私の顔を覗き込む彼に向かって小さく頷く。
「はい。森田さんこそ大丈夫ですか?」
「ああ」
彼は返事をしながらスーツの上着を脱いで、服についた画鋲を涼しげな顔で素早く振り払う。だが、橋本さんがいなくなったのを見て「逃げられたか」と顔を歪めた。
「あの……森田さんはどうしてここに?」
彼が来てくれなかったら、今頃どうなっていただろう。
ここは人気もないし、襲われていたかもしれない。
「保科さんが出ていった後、あの男がいなくなったから嫌な予感がして来てみたんだ」
彼の話を聞いて胸に温かいものが込み上げてくる。
「また森田さんに助けられましたね。ありがとうございました。佐々木さん……いえ、橋本清十郎って何者なんですか?」
雨のように降ってくる画鋲。
「キャッ!」
画鋲の針が怖くて咄嗟に持っていた段ボールを盾にしたが、森田さんが私に覆い被さって守ってくれた。
「大丈夫か?」
心配そうに私の顔を覗き込む彼に向かって小さく頷く。
「はい。森田さんこそ大丈夫ですか?」
「ああ」
彼は返事をしながらスーツの上着を脱いで、服についた画鋲を涼しげな顔で素早く振り払う。だが、橋本さんがいなくなったのを見て「逃げられたか」と顔を歪めた。
「あの……森田さんはどうしてここに?」
彼が来てくれなかったら、今頃どうなっていただろう。
ここは人気もないし、襲われていたかもしれない。
「保科さんが出ていった後、あの男がいなくなったから嫌な予感がして来てみたんだ」
彼の話を聞いて胸に温かいものが込み上げてくる。
「また森田さんに助けられましたね。ありがとうございました。佐々木さん……いえ、橋本清十郎って何者なんですか?」