昭和懐妊娶られ婚【元号旦那様シリーズ昭和編】
社長が部長の横に立ち、総帥がそのそばで椅子に腰かけている。
ちょっと異様な光景だ。
コホンと咳払いして社長が話を始めた。
うちの社長は総帥の娘婿で、恰幅がよく、いつも蝶ネクタイをしている。横柄な感じで、社員には嫌われていて、実質この会社を動かしているのは社長ではなく各部の部長だ。社長は会社に出社するのも月に一、二回らしい。
「今日は残念なお知らせがある。うちが政府に卸している武器の資料が盗まれた。犯人は保科凛、お前だ!」
社長が私を指差してそう告げた時、ドンと雷に打たれたかのような衝撃を受けた。
え? 私?
社長の言葉に目の前が真っ暗になる。
「ま、待ってください! 私はそんなことしてません!」
かなり頭が混乱していたが、声をあげて反論した。
「社長、保科さんはスパイのような真似をする人じゃありません!」
前にいる春子さんも声高に私を援護してくれたが、社長は信じてくれない。
他の社員も私のことを罪人のような目で見ていて、ひどく絶望的な気持ちになった。
ちょっと異様な光景だ。
コホンと咳払いして社長が話を始めた。
うちの社長は総帥の娘婿で、恰幅がよく、いつも蝶ネクタイをしている。横柄な感じで、社員には嫌われていて、実質この会社を動かしているのは社長ではなく各部の部長だ。社長は会社に出社するのも月に一、二回らしい。
「今日は残念なお知らせがある。うちが政府に卸している武器の資料が盗まれた。犯人は保科凛、お前だ!」
社長が私を指差してそう告げた時、ドンと雷に打たれたかのような衝撃を受けた。
え? 私?
社長の言葉に目の前が真っ暗になる。
「ま、待ってください! 私はそんなことしてません!」
かなり頭が混乱していたが、声をあげて反論した。
「社長、保科さんはスパイのような真似をする人じゃありません!」
前にいる春子さんも声高に私を援護してくれたが、社長は信じてくれない。
他の社員も私のことを罪人のような目で見ていて、ひどく絶望的な気持ちになった。