不器用な恋〜独占欲が恋だと知ったのは君のせいだ
ソファの上で彼女の背後を陣取り、寄り添って映画鑑賞を続けて、手を握り、彼女の肩に顔を乗せて体重をかけた。
「重いんですけど」
「俺の優香ちゃんを思う気持ちの重さ。好きだよ」
チュッと、頬にキス。
照れて、パシッとおでこを軽く叩かれる。
それでもめげない俺は、ぎゅっと抱きしめて
「ツンデレな優香ちゃんも好きだよ」と、また、頬にキスをする。
そして、照れて暴れる優香ちゃんは、俺の口元を手のひらで押さえてくる。
「もう、やめて」と、涙目で真っ赤だ。
あー、もう、可愛いしかない。
唇を押さえる手のひらに、チュッチュッとキス送る。
ゾワゾワっと身を振る優香ちゃん。
だけど、唇を押さえる手首を拘束して、彼女を見つめたまま、その手のひらに何度もキスをする。喰んだり、舐めたりと。
「やぁっ…あっ…」
目を瞑り、耐える姿にそそられる。
あー、無理かも。
彼女の唇目掛けて唇を重ね、舌先で上下の唇の間を舌先でなぞった。
「口開けてよ」
うっすらと開いた唇に、舌を捻じ込んで強引に口内を蹂躙し、どさっとソファの上で押し倒し、わざと昂る半身を押しつけた。
目を彷徨わせる彼女。
「わかる?優香ちゃんとキス以上のことしたいし、彼氏になりたい」