愁い流して

カトルズ

目を開けた



約一年ぶりの見慣れた部屋だった



ここは私の親が経営している会社の秘書室



執事「お帰りなさいませ、お嬢様」



「久しぶりね」



執事「社長がお待ちしております。どうぞこちらへ」



社長室に着いた



コンコン



執事「社長、お嬢様が戻られました」



社長「入れ」



執事「失礼致します」



執事が扉を開けた



部屋には一年前と変わらない姿で社長が机で座っていた



執事「私はこれで失礼致します」



扉が閉まり二人きりになった
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