【電子書籍化】悪役令嬢は破滅回避のため幼女になります!
そして翌朝、またしてもタバサに起こされたイリーナは悲鳴を上げたのである。
「も、もう嫌……」
結果はこれまでと同じだった。引き出しには鍵がかかっているのに箱だけが机の上に鎮座している。
「お嬢様、これもここまで主張しているのですから、いっそ髪に挿してやった方が良いのではありませんか? そうすればこれも本望だと満足するかも知れません」
「満足させて成仏させる作戦か」
押してもだめなら引いてみろ。
しかしイリーナに迷っている時間は残されていなかった。駆け込んできたメイドが衝撃の一言を放つ。
「お嬢様、王子殿下がおみえです」
「もう、報告する相手を間違えているわよ。兄様だったら今日は留守にしているんだから帰ってもらわないと」
オニキスとアレンは同い年。学友であり、お互いに家を訪ね合う仲である。
「はい。ですから王子殿下がお嬢様とお話しをされたいと申されております」
「ななな何を言っているの!?」
「オニキス様を訪ねていらしたようなのですが、生憎外出されておりまして。せっかく来たのでお嬢様にご挨拶をと仰られております」
「お、お断りよ! せっかくって何!? ちっともせっかくじゃない! お断りして。私、今日はとても気分が悪いんだから!」
嘘ではない。呪いの髪飾りの影響で心身共に疲弊しているところだ。
「本当によろしいのですか?」
王子が相手であることからタバサは何度も確認を取る。過去のイリーナの態度を知っているのだから不思議にも思うだろう。しかしイリーナは何度も頷いた。
「お願い!」
必死に頼み続けるとタバサはそのようにとイリーナの望みを叶えてくれた。
「も、もう嫌……」
結果はこれまでと同じだった。引き出しには鍵がかかっているのに箱だけが机の上に鎮座している。
「お嬢様、これもここまで主張しているのですから、いっそ髪に挿してやった方が良いのではありませんか? そうすればこれも本望だと満足するかも知れません」
「満足させて成仏させる作戦か」
押してもだめなら引いてみろ。
しかしイリーナに迷っている時間は残されていなかった。駆け込んできたメイドが衝撃の一言を放つ。
「お嬢様、王子殿下がおみえです」
「もう、報告する相手を間違えているわよ。兄様だったら今日は留守にしているんだから帰ってもらわないと」
オニキスとアレンは同い年。学友であり、お互いに家を訪ね合う仲である。
「はい。ですから王子殿下がお嬢様とお話しをされたいと申されております」
「ななな何を言っているの!?」
「オニキス様を訪ねていらしたようなのですが、生憎外出されておりまして。せっかく来たのでお嬢様にご挨拶をと仰られております」
「お、お断りよ! せっかくって何!? ちっともせっかくじゃない! お断りして。私、今日はとても気分が悪いんだから!」
嘘ではない。呪いの髪飾りの影響で心身共に疲弊しているところだ。
「本当によろしいのですか?」
王子が相手であることからタバサは何度も確認を取る。過去のイリーナの態度を知っているのだから不思議にも思うだろう。しかしイリーナは何度も頷いた。
「お願い!」
必死に頼み続けるとタバサはそのようにとイリーナの望みを叶えてくれた。