巡り行く季節の中心から【連載中】
「見てれば分かるから」
シゲの言葉で我に返り、斜め下に伏せていた視線を戻す。
芳賀に恨みはないが正論を述べよう。
なんだか米澤が物凄く不快がってるように見えるぞ。
眉を寄せて口はヘの字で……ってマジで嫌がってないか?あーっと、米澤とうとう手を上げたな。
芳賀もやっと諦めたのか退却してこちらに向かって来てるぞ……いや待てよ、なぜにこっちへ来るんだ?
「金沢~」
滅多打ちにされた挙句、試合に敗北したエースの如くうなだれた芳賀は、情けなくシゲの名前を呼んだ。
どうやらシゲに用があるらしい。
「よっす、ナッちゃん。頑張ってたみたいだけど、どうだったー?」
「うん、見ての通り駄目だったわ」
「あちゃードンマイっ。元気出して!」
シゲに励まされるのも新手の屈辱に感じられるな。なんて言ったら怒られるかもしれないが。
芳賀は横目で米澤の方を見やりながら腕組をしてみせると、尖らせていた口を開いた。
シゲの言葉で我に返り、斜め下に伏せていた視線を戻す。
芳賀に恨みはないが正論を述べよう。
なんだか米澤が物凄く不快がってるように見えるぞ。
眉を寄せて口はヘの字で……ってマジで嫌がってないか?あーっと、米澤とうとう手を上げたな。
芳賀もやっと諦めたのか退却してこちらに向かって来てるぞ……いや待てよ、なぜにこっちへ来るんだ?
「金沢~」
滅多打ちにされた挙句、試合に敗北したエースの如くうなだれた芳賀は、情けなくシゲの名前を呼んだ。
どうやらシゲに用があるらしい。
「よっす、ナッちゃん。頑張ってたみたいだけど、どうだったー?」
「うん、見ての通り駄目だったわ」
「あちゃードンマイっ。元気出して!」
シゲに励まされるのも新手の屈辱に感じられるな。なんて言ったら怒られるかもしれないが。
芳賀は横目で米澤の方を見やりながら腕組をしてみせると、尖らせていた口を開いた。