穂先輩が甘々すぎる。



「あ、あの…私…先輩がカフェに連れて行ってくれたあの日、とても楽しかったんですけど、
穂先輩があとから来た女の人と楽しそうに話しているのを見ていて私…なんでか寂しくなってしまって…それで、どうしたらいいかわからなくなってしまったんです…!」


「…え?」



私の言葉に戸惑った声を発した穂先輩は、かなり驚いた表情をして目を見開いている。


穂先輩が、そんな表情をしているのは初めて見た。


私と一緒にいるときは、基本的にふわりと優しく微笑んでくれていることが多いから。


そう…なんだかこう、大事なものを見てくれているような眼差しで___…。


いつもの穂先輩の表情を脳裏に浮かべて胸が高鳴ると同時に今、穂先輩に驚いて困っているような表情をさせてしまって申し訳なく思った。



けれど。


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