穂先輩が甘々すぎる。



まさかの親戚同士というおふたりの関係に、ただただ唖然としてしまった私。


それにカフェであの女の人を見かけた時は、バイトの制服を着ていたから、まさか同じ学校に通っているとは思いもしなかった。



「それと、この前の日曜って…もしかして、ほたるの家の最寄駅の?」


「は、はい。」



私が頷くと穂先輩は「ああ。」と納得したような表情で軽く口角をあげた。



「俺らの共通の親戚が骨折して入院してて、その日はお見舞いに行ったんだ。
駅前に市立病院があるだろ?入院してる親戚の人、ほたるの家と同じ方角なんだ。」


「あ、ああ…!」



な、なるほど…!


けろっとした様子で教えてくれる穂先輩に頷いて、同時にはやとちりして勘違いしていた自分が底無しに恥ずかしくなった。


穂先輩は嘘をつく人ではないし、彼の綺麗なその瞳を見て、全て真実なのだとわかる。


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